第2回PANDDA勉強会レポート 「企業Webサイトの運用とチームリーダーのおしごと」

8年目を迎えた企業内Webディレクターが企業サイトの運用とチームリーダーのおしごとについて説明しました。

目次

  • Webサイト運営に関係する部署
  • Web制作の流れ
  • チームリーダーについて
  • チームリーダーの仕事
  • よりよいリーダーになるには
  • リーダーがWebディレクター、制作会社に求めること

Webサイト運営に関係する部署

企業組織の中で働くには各部署がどのような役割をしているか、自分が意見を言える範囲はどこなのかを把握することが大切なので、簡単に各部署の役割を説明。

各部署の役割

  • Web企画部・・・Webサイト全体を統括する。しかし、予算はあまり多くない。
  • Web制作部・・・Web企画部、営業部から依頼を受けてページの作成をおこなう。
  • 営業部・・・ページの依頼をおこなう。あまりWebに関する知識をもっていない人が多い。
  • システム部・・・サーバーの管理、基幹システムとの連携、プログラム関連を担当する。
  • 宣伝部・・・新聞、雑誌、TV、Web広告の企画、運用。予算が多い。
  • コールセンター・・・お客さまの問い合わせ対応。問い合わせ数の減少をWebに求める。

Web制作の流れ

Web制作の業務フローについて説明。

更新の場合
更新依頼(営業担当)
    ↓
内容確認(ディレクター)
    ↓
修正・テストUP(デザイナー)
    ↓
確認(ディレクター)
    ↓
確認(営業担当)
    ↓
本番UP(ディレクター)

新規ページの場合
企画説明(営業担当)
    ↓
構成案作成(ディレクター)
    ↓
見積・スケジュール(デザイナー)
    ↓
確認(営業担当)
    ↓
デザイン作成(デザイナー)
    ↓
デザイン確認(ディレクター・営業)
    ↓
コーディング(デザイナー)
    ↓
確認・本番UP(ディレクター・営業)

リーダーとは(リーダーの素質)

リーダーとは下記のような能力を持つ人。このような能力がチームをまとめていくのではないかと説明。

  • 人の心を動かす人。人の情熱に火をつけ、最高の力を引き出す。感情レベルに働きかける。
  • 正しい方向に導く人。緊急の作業にとらわれず、目標を見る人。
  • 人々に影響を与える人。
  • 仕事を楽しんでいる人。
  • 仕事に狂っている人。

チームリーダーの仕事

  • チーム目標作成
  • チーム運用をする 
  • 人を育てる

チームを運用することはもちろんのこと、目標をつくり、その目標に向かってチームが達成できるようにすることが大切。特に人を育てることに力を入れていくべき。
一番大事なのは次のリーダーを育て、一つ上のステージに上がること。

チーム目標を作る

目標は売上UPかコスト削減がメインになる。チームが立てた目標は以下のとおり。

  • 商品知識を増やし、プランニング(事実分析、計画、実施、アウトプット物)、ライティングの手伝いをすることにより、費用をいただく。
  • お客さま視点に立ったWeb制作、ユーザーテスト等
  • ルーチンワークの改善(更新作業・見積もり・請求作業)
  • 依頼者の教育 Webに関する知識を教え、手戻りが少ない依頼をしてもらうようにする
  • 作業の偏り改善
  • 安い外注を探す

売上げUP(付加価値) コンサルティング

  • 制作だけだとお金が入らないので、コンサルティング業務をおこなう。
  • 問題点洗い出し、ユーザーテスト、コールセンターヒアリング、アクセス分析など。
  • クライアントのところに定期的に立ち寄り、課題などを聞き出す。
  • その課題の解決策の提案を考える。

コスト削減(トヨタ式カイゼン)

売価は市場が決める。利益を上げるには原価低減が必要。 ムダをなくして原価を下げる 人件費、家賃、時間のムダなど。

ムダをなくすためにやるべきこと
探すこと=ムダ
必要のない資料は捨てる。月1回は整理整頓。

メール
届いたら知らせる機能をやめる
長いメールは書かない 電話する
何日までに連絡ください。連絡がないと作成します。とメールする。
メールを返信することが仕事ではない。

会議
必要のない会議はでない。
出なくてはいけない会議では他の仕事をする。

チーム運用をする

チームを運用していくためには自ら進んで手本を見せる必要がある。しかしながら、リーダーは作業をすることが仕事ではないので、ある程度やったら、部下に任せるのがいい。

  • いやな仕事でも率先して、自らおこなう姿勢を見せる。
  • 自分がいなくても回る仕組みをつくる。
  • 自分に仕事が集中しないようにする。2回目の会議からは部下に任せる。
  • 担当と副担当をつけてだれでも作業ができるようにする。
  • マニュアルの作成。
  • 部下のモチベーションが低下していないか気を配る。
  • 公平に仕事の割り振りをする。
  • 大きな仕事を任せる。

人を育てる

目標を立て、みんなが実行するようにするようにさせることが大事。また、難しい案件でもどんどん任せていくと成長する。

  • 目標を意識させる
  • 月1回目標を見るようにする
  • 1日1回30分進捗会議をおこなう。議事録を上司に送る。
  • 半年に1回 目標に対する成果報告会をおこなう。
  • ビジネス本を読ませる。
  • 上流工程に積極的に参加させる。

よりよいリーダーになるには

トレンドを把握するためはてなブックマークを見たり、RSSリーダーで情報収集したりする。またすでに昔の人がいろいろなことを考えまとめているので、読書はどんどんする。 組織は常に変化するもの。組織図を見たり、誰がキーマンなのかは把握する必要あり。

Webディレクターと制作会社に求めること

仮説を立てて、事実に基づいた分析を実施し、実現可能な提案をおこなう。また自ら進んで実践する。
優先順位をつけて、仕事をおこなう。やらなくていい仕事はやらない。
柔軟に対応できるようにする。方針が変わる、横槍が入る、思いつきで物事が決まるなんて当たり前。
依頼者はみんな忙しい。1を知って10できるようにする。企業内のディレクターで評価される点って適当な指示で的確なことをこなす能力なのかなと思う。

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